Kajikaji vol.5のテーマは「空間」!
今回は、株式会社東京No.1の代表取締役である
福和敏さんにお話をお伺いしました。
福さんはV6やleccaなど様々なアーティストのミュージックビデオ、
また、SKE48、東方神起、SEAMOなどのライブ・イベント映像をメインに
活動されています。
現在進行中のライブの作業に追われているなか
「映像と空間の関係性は?」
「ミュージックビデオとライブでの映像の違いは?」
というみんなが思う疑問に答えていただきました。
それではどうぞご覧ください!


【福和敏さんプロフィール】
鹿児島県 奄美大島出身
テレビ局での経験を経て2007年に株式会社東京No.1を設立
現在はミュージックビデオのほか、ライブやイベントでの映像編集や
ライブの演出を手がける
~代表作品~
東方神起 LIVE TOUR 2012~TONE~ LIVE用映像
SEAMO SCRAP&BUILD TOUR



会社名はどのようにしてつけたのか教えてください。

東京№1という名前は、
東京でNo.1の会社になってやろう!
っていう、僕の目標そのものです。
会社のロゴ、東京タワーに見えるかもしれませんが
実はスカイツリーなんですよ。
次の世代で東京№1になる!という本気の目標です。


映像プロデューサーになりたいことは、いつ頃から考えていたのですか?

僕は奄美大島で育ったのですが、娯楽と呼べるものが
海ぐらいしかなかったんです。
だからTVばかり観ていました。
中でも特に映画やCMが好きでよく観ていました。
そこから映像に興味を持ち、関わっていこうと決めました。


ミュージックビデオとライブで流す映像の制作では、
制作過程に違いはありますか?

あります。
ミュージックビデオはアーティストと制作側が話しあって制作して終わり、
ライブ映像は最後の最後までまだまだ手を加えられる、
ここが大きな違いですね。
ミュージックビデオの制作に関しては、
アーティストがシングルを出す際に
「プロモーションを発売前●日くらいまでにかけ、
ミュージックビデオはここまでに仕上げたいので、
それまでに映像を作ってくれませんか?」
と話が来るんです。
それからレコード会社と話し合いをして
作品の方向性(コンセプト)を決めます。
コンセプトを元に監督が演出ないようを決め、
撮影、編集、納品するといった流れです。
ライブで流す映像は、まずはライブ全体の進行が
大事で、映像はそれを補うものだと思っています。
でも最近はCGとかで映像が簡単に作れるようになったから、
映像ありきで演出家がライブの構成を考えてきたりします。
だからなんとなく企画がぼやっとしているんです。
それに僕がアイデアを提供しながらまとめていく。
だけど実際のところ、本番でお客さんの反応を感じるまでは
分からないんですよ。
一回お客さんの反応を見て、ああしよう、こうしよう、と訂正をしていく。
だから公演を重ねるごとにどんどんいいものが出来上がっていきます。

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