今回のkajikajiでは、「出版」をテーマに、書籍編集者や
フリーペーパーの立ち上げをされた方など、
4人の方々にお話を伺いました。
実際にお話を聞いて思ったことを、
kajikajiメンバーで語り合いました☆


佳奈

稲田さんの記事で、映画のプロデューサーは
トップに立つ人だけど、書籍編集者は、色んな立場の人と
同じ目線で進めていくという話があったよね。
私は、これこそプロデューサーの前に付く言葉によって
意味が違うという、本来私たちが考えていきたい
と思っていたことになるのかな、と思いました。


あどみ

稲田さんは「プロデューサー」という言葉も使うけど、
どちらかというと、「編集者」という言葉を多用していたと思う。
でも、「なぜ自分がプロデューサーなのか?」
という話になったときに「企画の方向性を決めるから
プロデューサーという名目なんだ」と言ってたよ。


はなこ

なんで出版のなかには「プロデューサー」
という名前がないのかな。


佳奈

「プロデューサー」というと、
やっぱり映画っていうイメージ。出版では、
どちらかというと、全体を支えるイメージがあると思う。
だから、「プロデューサー」とは言わないのかな。


はなこ

私は映画のプロデューサーというと、
もっとお金に関わっていると思うんだよね。
出版は、それを作るために、資金を集める
というイメージがない。


あどみ

紙とペンさえあればできるもんね。


はなこ

そういえば、ゼミの先生が「プロデューサーは、
必ずクリエイティブに関わるところにしかいない」
って言っていたの。そうだなーって思ったんだよね。
だって、資金を集めて人を動かしたり、方向性を決めたり
することは、普通の企業でもしているよね。
でも、それはプロデューサーとは言われない。
だからプロデューサーと呼ばれる人がいるところは、
クリエイティブが関わっているんじゃないかなと思った。


佳奈

でも、だからといって、「プロデューサー」という
名前の人がいないから、書籍編集がクリエイティブで
ない訳ではないよね。


SAHOTY

書籍の方が、歴史が古いからなのかな、と私は思う。
「プロデューサー」という名前が伝わってくる前に、
出版の業界では「編集長」という名前で
同じような仕事をしていた。だから、今もその名残で
そう呼んでいるんじゃないかな。


佳奈

本は昔からあるからね。


あどみ

私は、出版は一つの物に関わる人数が少ないから、
映画等とは指示系統が違うんじゃないかなと思う。
だから、呼び方も違うんじゃないかな。


絵奈

プロデューサーは大勢を「引っ張る」。
でも、編集長は引っ張るというよりも、少数の人を
「まとめる」という感じだよね。


全員

確かに!そのイメージだと分かりやすいね!


佳奈

「引っ張る」と「まとめる」で、
「プロデューサー」と「編集長」を分類したけど、
これはイコールではないのかな?


あどみ

稲田さんはプロデューサーと言っていたから、
一緒なんじゃないかな。
まとめているし、方向性を決めるというところでは、
引っ張っているところもある。「どういう物を作るか」
というみんなのベクトルを決めるのがプロデューサーの
仕事だと言っていたよ。


はなこ

プロデューサーというのは、
それが一番強いんじゃないかなと思う。
物事って、やっているうちに
絶対ズレが出てくるんだよね。だからプロデューサーは
それを毎回確認して、「こういうことだよ。」と戻す人
なのかなと思う。




kajikaji vol.4まだまだ続きます。
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